旧山村船具店保存修理工事 Vol.4

旧山村船具店保存修理工事の進捗情報です。今回は土蔵(南)です。

左上は着工前です。外壁の焼杉板を撤去すると、当時の海鼠壁や銅製開戸の痕跡がでました。
この開戸は現存する大戸左上のものと同じだと考えられます。この開戸は受け材に鉄製のフラットバーを
編み込むようにそれぞれを折り曲げて組み上げています。当時の鍛冶技術には大変優れていたようです。

屋根瓦を撤去し、小屋組の調査をしています。杉材の小割り板での土居葺の上に土葺きで
瓦が葺いてありました。経年の雨漏りで痛みがひどく垂木、化粧野地板や瓦座は新材にて復原となりました。

のど部の縄も以前の修理で切断され縄巻竹で修復しています。